今回はVA-11 HALL-A PROTOTYPEを使ってフォントを差し替えてみましょう。
テキストエディタが必要になります。お好きなものをお使いください。
個人的にはNotepad ++をオススメします。
http://www.geocities.jp/npp_euc_jp/

他のゲームで同様にフォントの差し替えを行う際は、アンパックを行いましょう。
アンパックの方法は下のガイドを参考にしてください。(手前味噌)
http://steamproxy.com/sharedfiles/filedetails/?id=660186311

VA-11 HALL-A PROTOTYPEはこちらから、
https://sukebangames.itch.io/va11proto
いじくる日本語化ファイルはこちらからDLしましょう。
https://www.dropbox.com/s/wjzqt6c01ev7xuo/VA-11%20HALL-A%20PROTOTYPE%20%E7%A7%81%E5%AE%B6%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%8C%96%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%ABver1.0.zip?dl=0
日本語化ファイルの導入は同梱したテキストファイルを参照してください。

差し替えるフォントファイルも用意しましょう。
今回はNECのPC98ビットマップフォントを再現した天翔 PC98フォントを試したいと思います。
http://xn--rssu31gj1g.jp/?page=nobu_font_tspc98

1.日本語化ファイルを導入した後、「VA-11_Hall_A-win」フォルダ内の「game」フォルダを参照すると下の画像のファイルが確認できます。


2.「options.rpy」をテキストエディタで開いて、「style.default.font = 」とある行を探しましょう。検索をかけることをオススメします。(今回の場合は152行目にあります。)


3.今回は「style.default.font = "PixelMplus10-Regular.ttf"」
とあるので、フォント名を以下のように変更します。
「style.default.font = "tspc98.ttf"」これで「options.rpy」の編集は終了です。忘れずに保存しましょう。

4.最後にフォントファイル、「tspc98.ttf」を1.で示した「game」フォルダに入れましょう。
これでフォントの差し替えは終了です。ゲームを起動して確かめましょう。
(フォントファイルの置き場はゲームによって異なる場合があります。
適宜、アンパックした際のディレクトリと「options.rpy」を確認してください。
多数のフォントを使用するゲームはだいたい「font」フォルダを設けていることが多いです。)

参考までに左が差し替え前の「PixelMplus10-Regular」フォント、右が差し替え後の「tspc98」フォントです。印象がだいぶ違いますね。

これを利用して、Ren'pyエンジンのゲームを日本語表示が可能です。

VA-11 HALL-A PROTOTYPEでは、「game」フォルダ内の「script.rpy」でメインテキストを参照することができます。
(他のゲームではファイル名はまちまちです。「Scene」とか「Section」にナンバリングして複数のファイルにまたがっていることも多いです。)

ついでにファイルの簡単な読み方を記しておきます。

ダブルクォーテーション(「"」)で囲まれている中にテキストがあるので、それを差し替える形になります。シャープ(「#」)以降の行に書かれた文は捨象されます。メモなどをおくと良いでしょう。
なお、Ren'pyエンジンではtabの空白は動作しなくなる原因になります。半角スペース4つで代用してください。
よくわからない箇所はいじらないのが無難です。


追記:フォントの指定行がrenpy/common/00style.rpyの139行だったり59行だったりします。まちまちでし


ご質問等はコメント欄にどうぞ、ガイドに加筆するかもしれません。