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Quest3とPCをWiFi無線接続で快適に利用する
Autorstwa: Osinko_pc
このガイドはMeta Quest 3をWi-Fiルーターを使用してPCに接続し、快適なVR体験を実現するための手順を説明します。Meta Quest 3は、Wi-Fi 6Eに対応しており、これにより高速で低遅延の接続が可能です。本ガイドでは、設定方法、接続の最適化、および一般的なトラブルシューティングについて詳しく説明します。
   
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必要なもの
  • Quest 3
  • ゲーミングノートPC
    高性能なグラフィックスカード搭載が望ましい。LAN有線接続ポートあり
  • VRストリーミング用ソフトウェア「Quest版:VirtualDesktop」
  • SteamクライアントとSteamVR
  • Steamで購入可能なVR対応ゲーム
  • WiFi 6E規格以上の無線LANルーター
  • カテゴリー6A以上のLANケーブル(一部、有線接続の場合)
環境構築の全体の流れ
インターネット回線の開通

一定性能以上のゲーミングノートPCの購入(VR Readyの基準以上のスペック)

機能を満たしたWiFiルーターの購入

(PC、ルーター間をLAN接続する場合、LANポートを確認。必要ならLANアダプターを購入)

(必要な場合、LANケーブルを購入)

Meta Quest 3の購入

Meta Quest版:Virtual Desktopの購入

VRゲームに適したWiFi6E環境の構築

PCとQuest3のVitualDesktop設定を行う

パフォーマンスの最適化

多くの人が「機能を満たしたWiFiルーターの購入」で悩むと思います。これに関し、本ガイドで詳しく解説していきたいと思います。まずルーターの前にWiFi通信でストリーミング中継に利用が必須なソフト。Meta Quest版 Virtual Desktop について、どのようなソフトなのか前知識として理解しておく必要があります。
MetaQuest版VirtualDesktopの特徴
Virtual Desktop(今後はVDと略します)は適切に設定するとWiFiの通信容量から逆算的に最適なVRゲームの解像度、動画のビットレートを算出しリアルタイムに変更しながら最良の画質のストリーミングデータを生成、循環送受信するアプリです。


VirtualDesktop公式[www.vrdesktop.net]
MetaQuest版VirtualDesktopのストア[www.meta.com]
価格は2490円です。

この機能は非常に強力で公式のMeta製AirLink機能を凌駕しています。VDは有料ソフトですが無線通信に関して、こちらを使うのが最良です(同じビットレートの場合、VDの方が美しくなめらかな映像です)

VirtualDesktopはSteamストアで販売しているものではなくMetaストアの方です。間違えないように注意してください。


VDを使う上で重要な事はPCとルーター、ルーターからQuest3の間の通信を低レイテンシーにして速度を可能な限り最大にする事です。

レイテンシーと通信速度、どちらが重要か?
レイテンシーを低い値にする事の方が重要です。

この様な特徴を持つVDですが、「ルーターの性能」を露骨に反映して映像品質やVRゲームのレスポンスが変わってしまう性質があります。ではどんなルーターを使えばいいのでしょうか。
推奨ルーター機能
具体的には以下の機能を持つルーターがお勧めです。
  • WiFi6EまたはWiFi7規格対応
  • データ転送レートが6GHz帯域で2400Mbps以上+5GHz帯域で2400Mbps以上
  • 2.5~10GbpsのWAN/LANポート
  • トライバンド以上
  • 8ストリーム以上のアンテナ数

ルーターを介して通信相手となるQuest3のWiFi通信に関する性能も理解しておく必要があります。
Quest3のWiFi通信性能
  • Quest 3のWiFiチップの送受信最大速度は2400Mbps=2.4Gbps。
  • Quest3はWiFi 6E規格に対応。6GHz帯域が利用できます。
  • Quest3はハードウェアデコード「AV1」形式に対応しています。

当記事は、このQuest3の最大送受信2.4Gbpsを低レイテンシーと共に達成する方法を伝える為に書かれています。その為にはルーターの諸機能に対してある一定の知識が必要になってきます。ここから先はルータの機能や特徴に関して理解を深める為の情報を網羅的に並べています。これらを理解し自分の環境にあったルーターを購入する際の参考にしてください。
知っておいた方が良い事について
  • 今回行うWiFi接続は通信の流れが「PC⇒ルーター⇒Quest3⇒ルーター⇒PC」のストリーミング通信なのでWANからのインターネットの速度は必要ないです。
  • 無線LANルーターのストリーム数(アンテナ数)が多いほど、通信の安定性が向上します。
  • ストリーミングにおいて、重要なのは通信速度よりもレイテンシー(遅延時間)です。
  • 有線LANはレイテンシーが最小です。無線WiFiはルーターとデバイスの間にある障害物や、周囲の電波、レーダーによるノイズ等によりレイテンシーが増える傾向にあります。
  • 理想的な環境で6GHz帯域は5GHz帯域より高速でレイテンシーが少ない傾向にあります。

    WiFi6とWiFi6Eの違い
    WiFi6は5GHz帯域で動作し高速で安定した通信が可能です。WiFi6Eはこれに加えて6GHz帯域も利用できるため、より高速で干渉の少ない通信が可能です。尚、ベストではありませんがWiFi6でも5GHz帯域を2回線で通信させる事で似た事は可能です。その場合、5GHz帯域が4800Mbps以上の通信速度が必要となります。この場合、OFDMAとMU-MIMOを利用して同時通信するので理論値から低い値になる傾向があると思います。

    LANケーブルのカテゴリー
    カテゴリー6AのLANケーブルは、10Gbpsまでの高速通信をサポートしノイズ対策も強化されています。カテゴリー5や5eのケーブルは安価ですが最大速度が1Gbpsに制限されるため、VRストリーミングには適していません。カテゴリー6A以上のケーブルを使用することで安定した高速通信が可能になります。(なお、カテゴリーの数字が大きくなるほど上位互換のケーブルです)
Wifiに関する資料動画
現在、価格的、性能的に入手しやすいWiFi6、WiFi6Eルータに関して分かりやすい資料となる動画を以下に紹介します。重要な事を日本語で説明しているので一度は目を通しておくことをお勧めします(2024年7月時点)

4年前の動画で少し古いですがWiFi6に関して詳しい動画です。










1年前の動画でWiFi6Eに関して詳しい動画です。










5~6GHz帯域のストリーム数とチャンネル幅の関係
Wi-Fiの5GHz帯域と6GHz帯域のチャンネル幅は同一です。
以下にWi-Fi 6、Wi-Fi 6E(802.11ax)の80MHzと160MHzのチャンネル幅での最大理論速度をまとめた表を示します。ルーターは通信環境、ノイズや周囲との混雑、干渉状態により調節しながら自動でアンテナを割り振ります。

ストリーム数(アンテナ本数)
80MHz チャンネル幅(Mbps)
160MHz チャンネル幅(Mbps)
1ストリーム
600 Mbps
1200 Mbps
2ストリーム
1200 Mbps
2400 Mbps
4ストリーム
2400 Mbps
4800 Mbps
8ストリーム
4800 Mbps
9600 Mbps

Quest 3のWiFiチップの送受信最大速度は2400Mbps=2.4Gbpsです。それ以上の容量は送受信できません。
PCのLANポートの通信速度の確認
PCからWiFiルーターの間の通信をケーブルを使って有線にする場合、お使いのPCのLANポートの速度を調べる必要があります。

WIndows11の場合、画面下のタスクバー内にあるウインドウズマークを右クリックするとメニューが表示されます。この中から「コンピューターの管理」をクリックします。



表示された「コンピューターの管理」ウインドウの中に「デバイスマネージャー」を見つけてクリック。中から「ネットワークアダプター」をクリック。「Ethernet Connection ~」等の単語が混じるドライバーが現在利用されているイーサネットドライバです。名前を検索するなどして対応規格を探します。

名称
規格名
規格
規格上の最大速度
10Gbase Ethernet
10GBASE-T
IEEE802.3an
10Gbps
Multi Gigabit Ethernet
5GBASE-T
IEEE802.3bz
5Gbps
Multi Gigabit Ethernet
2.5GBASE-T
IEEE802.3bz
2.5Gbps
Gigabit Ethernet
1000BASE-T
IEEE802.3ab
1Gbps
Fast Ethernet
100BASE-TX
IEEE802.3u
100Mbps

2.5GBASE-T以上の規格でない場合、あなたのPCは転送容量が足りていません。1000BASE-Tなどを利用した場合、ここがボトルネックになって1Gbpsの通信になってしまいます。USB等で接続できるLANアダプターなどが販売されているので2.5Gbps以上の送受信が可能な製品を購入して利用しましょう。

機材構成
購入してきたハードを使って実際にWiFi6E環境を構築します。

理想的な環境では、2.4Gbpsで「PC > ルーター > Quest 3 > ルーター > PC」のように循環するストリーミング通信を行います。以下にその構成を図に示します。

A.「PCとルーター間をWiFiの5GHz帯域。Quest3とルーター間をWiFiの6GHz帯域。」
B.「PCとルーター間をWiFiの5GHz帯域。Quest3とルーター間をWiFiの5GHz帯域。」
C.「PCとルーター間を有線LANで接続。Quest3とルーター間をWiFiの6GHz帯域。」
D.「PCとルーター間を有線LANで接続。Quest3とルーター間をWiFiの5GHz帯域。」
のようなパターンで接続できます。

おススメ接続方法の順番はC.>D.>A.>B.です。右に行くほど安定性、速度は低下します。B.やD.は基本的にWiFi6環境を想定しています(そういう人もいるだろうとの考えで、あえて書いてます)

A.B.のメリット
ゲーミングノートPCもQuest3も無線接続なので自由に位置を動かす事が可能。
基本的にルーターと同じ部屋の中で遮蔽物なし、距離が5m以上離れない事を想定。


C.D.のメリット
ゲーミングノートPCはワイヤードで移動は制限されます。Quest3は自由に動かせます。


PCとQuest3以外にスマホやタブレット等の他の機器を同時にWiFiで利用する場合、ストリーム数はより余裕が必要になる事に注意してください。同時に使う機器が増えるほどレイテンシーも増大します。
PCとルーター間をLANで有線接続する場合
PCとルーター間を「カテゴリー6A」規格以上のLANケーブルで有線接続する事でレイテンシーを最小に、通信速度を最大(2.4Gbps)に出来ます。この時、WiFiルーターには2.4Gbps以上のWAN/LANポートが存在する必要があります。必要であればPCにLANアダプターを挟みます。接続後、PCがネットワーク接続を検出し、インターネットにアクセス出来る事を確認します。
PCとルーター間、Quest 3とルーター間をWiFi無線接続する場合
Quest 3とルーター間のWi-Fi接続設定
Quest3をルーターの6GHz帯域または5GHz帯域に接続するよう設定します。WiFiルーターの機能に「空いている帯域にアクセスしてきたデバイスを自動的に割り振る」機能が大抵ありますが、それは利用してはいけません。ユーザー側が5GHZや6GHzの帯域を「決め打ち」してアクセスするように設定してください。

PCとルーター間の接続設定
ストリーミングをより安定させる為、PCとルーター間は有線接続が推奨です。
ゲーミングノートPCで部屋の中を自由に移動したい場合など、理由があれば無線接続を選んでも良いと思います。無線でもPCとルーターの間に物理的な障害物や距離が無ければ2.4Gbpsの通信も期待できます。基本的に無線はレイテンシーが増えると思ってください。

尚、デュアルバンドを有効に活用する為、片方を6GHz帯域に割り振った場合、もう片方は5GHz帯域に割り振ることをお勧めします。同時に通信可能(低レイテンシー)となります。

WiFi接続の設定
A.の場合を想定した説明です。

1. PCのWi-Fi設定:
  • PCを起動し、Wi-Fi設定を開きます。
  • Wi-Fiネットワークの一覧から、5GHz帯域の自宅のネットワーク名(SSID)を選択します。
  • パスワードを入力し、ネットワークに接続します。

2. Quest 3のWi-Fi設定:
  • Meta Quest 3の電源を入れ、設定メニューにアクセスします。
  • Wi-Fiネットワークの一覧から、6GHz帯域の自宅のネットワーク名(SSID)を選択します。
  • パスワードを入力し、ネットワークに接続します。

3. 接続確認:
  • Quest 3とPCが同じネットワーク内に接続されていることを確認します。

参考資料:
以下にQuest3のWiFi送受信速度の確認方法、WiFiルーターの設定例、VDの設定パラメータに関連した動画を紹介します。日本語ではありませんが、とても有用な情報が多く収録されているので一度目を通しておくことをお勧めします。

遅延のチェックポイント
  1. ゲーム映像のレンダリング(PC内)
  2. ゲーム映像のエンコーディング(PC内)
  3. PCとルーター間のストリーミング通信
  4. ルーターとQuest 3間のストリーミング通信
1.と2.に関してVirtualDesktopは得意分野です。自動に設定すると一番能率が良いストリーミングになります。

3.と4.に関して、ルーターとデバイス間のストリーミング容量とレイテンシーに対し特に注意を払ってください。容量を最大に、レイテンシーを最小にできれば1.と2.は気にする必要が無くなります。

Wi-Fi接続に関するFAQ
Q. WiFiルーターに5GHz帯域と6GHz帯域がある場合、どちらを使用すべきですか? A. 6GHz帯域を優先してください。5GHz帯域は多くのデバイスが使用するため、干渉が起こりやすいです。一方、6GHz帯域はクリーンで高速なレイテンシーが低いデータ転送が可能です。但し、5GHz帯域に比べて物理的な障害物で電波が弱くなりやすいので注意してください。

Q. ルーターの性能が足りない場合、どうすればよいですか? A. 新しいルーターの購入を検討してください。性能が不足しているルーターでは、安定したストリーミングが難しいです。

Q. 2.4GHz帯域を利用して良いですか? A. 2.4GHz帯域は低速&低容量です。Quest3とPCのストリーミングで利用するには不向きです。利用しないでください。余った帯域としてタブレットやスマホなどを割り振るとVRゲーム中も干渉が起きずに便利です。

Tips
WiFi通信の速度を少しでも上げたい時は以下をチェックしてみてください。

部屋の奥まった遮蔽物の多い位置にルーターを配置している ⇒ NGです
WiFi電波は空気中を伝わります。WiFiルーターをサウンドバーやスピーカーだと思って部屋のよく聞こえる位置に配置するようにしましょう。物理的なアンテナがあるのなら向ける方向を適切にしましょう。これだけで数百Mbps向上する時があります。

非常に人が密集したアパートでWiFi通信をしています ⇒ NGかもしれません
基本的にWIFi通信は近所の利用者との帯域に応じたチャンネルの取りあいです。混雑が激しい場所でQuest3とストリーミングをする時、パケットのドロップとランダムな非同期の吃音がひどい場合はUSBで有線接続を選んだ方が良い場合もあります。6GHz帯域はチャンネル数も多くクリーンな接続が可能ですが5GHz帯域よりも届く範囲が狭く遮蔽物に対しても非常に弱いです。


Virtual Desktopのインストール
インストールについては以下の動画が詳しいです。












Virtual Desktop設定例
ハード構成
NVIDIA Geforce RTX 3070 Laptop GPU GDDR6 @ 8GB(256bits)(555.85)
12th Gen Intel(R)Core(TM)i7-12700H
Memory: 63.6GB
OS: Windows 11 Home 23H2
上記ハードでの設定例

画質優先ならHEVCに。フレームレート優先ならH.264に





VR Graphics Qualityはお手持ちのGPUに合わせる。軽いゲームならひとつ上も可。
Virtual Desktopの重要なパラメータ
きくじん さんという人が、VDについて各機能の詳細を日本語で説明してくれています。
とても分かりやすく詳細なのでVD設定時、活用すると良いと思います。

きくじんさん「Virtual Desktopの設定を全部見る」note[note.com]

RTX3070相当のGPUで重要な機能を以下に抜粋しています。
軽いVRゲームであれば問題なくプレイできますがALYXのような
ヘビーな処理を求めるVRゲームではRTX3070で息切れします。
そのような時に下記の設定を特に見直して設定する事が重要です。

<PC側のVirtual Desktop Streamer>
  • Automatically adjust bitrate(ビットレートを自動調整)★★★
  • Preferred Codec(優先するコーデック)★★

<Quest3側のVirtual Desktop>
<Settingタブ内>
  • Use optimal resolution(最適な解像度を使用)★★★
<Streamingタブ内>
  • VR Graphics Quality(VRのグラフィック品質)★★★
  • VR Frame Rate(VRフレームレート)★★
  • Synchronous Spacewarp (SSW)(同期スペースワープ)
  • Video buffering(映像バッファリング)
  • Show performance overlay(パフォーマンスオーバーレイを表示)

<注意点>
  • VR Bitrate(VRビットレート)
Streamerで「Automatically adjust bitrate ★★★」を有効にすると、ここで設定できる上限値が接続時のWiFi速度に応じて自動変更されます。自動変更された値はウインドウ内の値に反映されません。VRゲームを起動した状態で他にエンコードや動画をみたりする場合を除いて、ここは自動に任せた方が良いと思います。

  • VR Graphics Quality(VRのグラフィック品質)
「Use optimal resolution(最適な解像度を使用)★★★」を有効にすると、ここで設定できる品質に従ってSteamVRに通知されるHMDの解像度がストリーミングの通信状態によりリアルタイムに変更されます。基本的にあなたが利用しているPCのGPUの性能に合わせてください。手持ちのGPU性能以上の指定も可能です。その場合、「Rez infinity」のようなゲーム内の処理が軽いゲームでは問題なく動き映像品質が向上する時があります。しかし「ALYX」や「No Man's Sky」のようなヘビーなゲームをする場合、フレームが飛んだりする現象が起きます。

  • Synchronous Spacewarp (SSW)(同期スペースワープ)
様々な設定を自動に設定した場合、この機能は利用しない方が映像が安定します。

  • Preferred Codec(優先するコーデック)
激しい動きで高いフレームレートが要求されるVRゲームではH.264がエンコーディングが最速なので快適にゲームが楽しめる傾向にあります。逆に映像の変化が激しくないRPGやシミュレーションゲーム、ADV等で美しい映像を楽しみたい場合はHEVCや、GPUが対応しているならAV1の利用を検討しても良いと思います。

コーデック
コーデック名
正式名
特徴
エンコード速度・時間
NVIDIA GPU対応状況(ハードウェアエンコード対応)
H.264
Advanced Video Coding (AVC)
20年前に作られた一番古いコーデック。広く普及し互換性が高くリアルタイムエンコードが可能。ただし、HEVCと比べて圧縮効率が低い。
比較的速い、リアルタイムエンコードが可能
GeForce GTX 10xxシリーズ以上
H.264+
Advanced Video Coding Plus (AVC+)
H.264の改良版で低ビットレートでの効率が向上し、下位互換性がある。ただし、HEVCと比べて圧縮効率がまだ劣る。
H.264と同等かやや遅い、リアルタイムエンコードがほぼ可能
同上
HEVC
High Efficiency Video Coding (H.265)
画質が良く高い圧縮効率で4Kおよび8Kビデオに対応するが、エンコード/デコードが重い。
H.264より遅い、エンコード時間が長い
同上
HEVC 10bit
High Efficiency Video Coding 10-bit
より広範な色表現が可能でHDRに対応するが、エンコード/デコードがさらに重い。
HEVCよりさらに遅い、エンコード時間が非常に長い
同上
AV1 10bit
AOMedia Video 1 10-bit
非常に高い圧縮効率とHDR対応が可能。ただし、エンコード/デコードが非常に重く、サポートデバイスがまだ少ない。
非常に遅い、エンコード時間が非常に長い
GeForce RTX 40xxシリーズ以上
Virtual desktopとSteamVRのメニューの出し方
SteamVRのオーバレイ表示
VRゲームを起動した状態でMeta Quest3のコントローラー左側の「三」をワンクリックでsteamVRのオーバレイ画面を表示。

Virtual Desktop オーバレイ表示
「三」を素早く2回クリックでPCのディスクトップ画面を表示。ディスクトップ表示状態で「三」をワンクリックでVirtulDesktopのオーバレイ画面を表示。ここから各種設定が行えます。オーバレイを抜けるには「三」をワンクリックします。

ステータス表示
LRサムスティックを同時押しでステータスを表示。

スクリーンショットの撮影
左トリガーを引きながら「三」を素早くワンクリック。
Komentarzy: 5
Osinko_pc  [autor] 31 lipca o 17:41 
>RTX-4000系でもミドルレンジクラスだとエンコード処理に時間がかかるのかな?

NVIDIAの今までの伝統に従うとシリーズの60、70、80はSqrt(2)=1.4142倍ずつ性能が向上します。つまり80は60の √2^2 で 2倍の性能になります。コーデックに関してもおそらく同様だと思います。H.264は個人的に一番使えるコーデックだと思いってます。20年前の規格なのでとにかく処理が速いです。あと、どんなGPUもハードウェアエンコードに対応しているので安心感が違います。

ご指摘の箇所は修正しました。助かります。:clealol:
Stimpy (JUNK-Painter) 31 lipca o 14:46 
>基本的にあなが利用しているPCのGPUの性能に合わせてください。
 あな→あなた
重箱の隅をつつくような誤字を指摘しちゃって申し訳ないです:p2turret:
Stimpy (JUNK-Painter) 31 lipca o 14:42 
もしくは、何か別の設定か… セキュリティーソフトの設定や、仮想PC環境も入ってて、仮想ネットワーク処理が常駐してるから、そこら辺で遅延してるのかもしれません:crying_yeti:

こちらのガイドを読み込んで、少しづつ設定を試して行こうと思います:cuphead:
ガイドの作成ご苦労さまでした!:steamthumbsup:
Stimpy (JUNK-Painter) 31 lipca o 14:42 
今更ですが、素晴らしいガイドに感謝感激です:p2cube:
VirtualDesktopも無事に導入できました。
VirtualDesktopクラシックを間違って買わなくて良かったです:laughing_yeti:

設定内容はほぼ丸写しで、RTX-4060使ってるのでAV1コーデック使ってみたんですけど、なんか不安定な感じだったので、ガイドと同じくHEVCにしたら比較的安定したように思います:eli:
RTX-4000系でもミドルレンジクラスだとエンコード処理に時間がかかるのかな?:lunar2020thinkingtiger: 
Osinko_pc  [autor] 26 lipca o 2:35 
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