真の初心者（総プレイ時間：100時間未満の方）

• [Airports DLC] アサヌビーチ　（亜熱帯）
  
• [Sunset Harbor DLC] アズールガルフ　（温帯）
  
• [MapPack DLC] バイオームバレー　（ヨーロッパ風）（注：内陸なので港なし）
  
• [MapPack DLC] トロピカルパス　（亜熱帯）

基本的に、マップが設計された時期が新しいほど優れている、と考えてください。
特に後半に発表されたDLCのマップは、一部の上級者向けマップを除いて概ね優れています。

上に挙げた推奨マップは、ネッコの判断で選ばせていただきました。

逆に、初期マップ（DLCによる追加ではなく、Cities Skylines 本体に最初からあるマップ）は、止めたほうが良いです。

結論から述べると、それが好みのマップなら選んでも全く問題ありません。

マップを選ぶ画面では、「左側通行」を選ぶことができます。
ONにしておきましょう。

デフォルトのOFFの場合は、「右側通行」になります。

道路を車両が走るとき、どちら側を走行するかのルールを決定する部分になります。
このルールの設定は、ゲームの開始後は変更することができません。

安心してください！　ゲームの開始直後は、時間が止まっています。

スペースキーを押すと時間が進んでしまいます。まだ押さないでください。
時間が進むかどうかは、スペースキーを押すたびに切り替わります。

最初は建設しないといけないので、時間を止めたままにしましょう。
スペースキーを押すときは、すべての準備が完了した後です。

道を引いたり、取り壊したり、区画を設定したりと何か作業をしているときは、常に時間を止めておくことを心掛けましょう！

時間を進めながらの作業は、熟練したプレイヤーの力技です。初心者向きではありません。

あるように見えますが、初心者向けの的確な説明ではありません。諦めましょう。

ネットでいろいろと調べてみたり、ゲーム内で試行錯誤したりしながら、自力で覚えていくしかないでしょう。

何よりも大切なことを伝えておきます。
情報源の信頼性には、注意を払ってください。誰が書いた内容かも重要になってきます。

初心者向けの情報源として総合的に安定していると考えるサイトは、Cities: Skylines Wiki の Beginner's guide です。
まだ読んでいなかった場合は、最優先でお読みください。

Beginner's guide - Cities: Skylines Wiki
https://skylines.paradoxwikis.com/Beginner%27s_guide

英語？　それでも読むんだよぉぉ！　ホントにホントの最優先だからね？　絶対読んでね？

プレイを重ねて十分に知識が付いたら、他の情報源も探してみましょう。

道を引いたり、建物を建てるにはお金がかかります。
すぐに取り壊せば、いくらかのお金が戻ってきますが、建設したときの満額は戻ってきません。じわじわと資金を消費していきます。

えっ、Undo（アンドゥ）は無いんですか！？

あ、……はい。
ありません！

アンドゥは、存在しないねこの世界。こまめなセーブを忘れずに。

間違えて道を引いてしまった場合はやむを得ませんが、意味もなく道を引くことだけは避けよう！
意味もなく道を引き始めるのは、このゲームに十分に慣れてからにしましょう。

初心者の方は、まず最初は、「2車線道路」または「2車線砂利道」だけを使いましょう。
2種類あるので迷うかもしれませんが、もし迷ったら「2車線砂利道」を選びましょう。

4車線道路や6車線道路は、（もし使えるようになっても）使ってはいけません。

知識が十分に増える頃には、「いや、ここは6車線道路を使うべきだ」と、自然と分かるようになります。
それまでの間は、幅の広い道路は使わないようにしましょう。

目安として、都市の人口が1万人未満なら、「2車線道路」だけで十分です。

最初に引いた「2車線道路」や「2車線砂利道」は、最終的には、道幅を拡張することなく「4車線道路」にアップグレードできますので、交通量が増えてきてもそれなりに対応できます。区画を壊さなくて良いので、安心してください。

電力を供給するために何かの発電施設を建てないといけませんが、ほとんどの初心者の方が真っ先に選択するのが「風力発電所」
でも、それは罠です！

「石炭発電所」を建ててください。

なお、石炭発電所は、高速道路からアクセスしやすい立地が必要です。アクセスしやすいかどうかを考えるのは大変かもしれませんが、その知識は後々必要になってきますので、よく考えて設置してみましょう。
このガイドを読んでくださっているなら、きっと「2車線道路」を使っているはずです。高速道路に最も近いと思われる2車線道路に隣接して、石炭発電所を建てましょう。

石炭発電所は、都市の人口が2万人を超える頃になると不要になります。
知識が十分に増える頃には、「いや、石炭発電所はもう撤去しよう」と、自然と判断できるようになります。
それまでの間は、石炭発電所を使っていくことになりますので、長い間お世話になると思います。

いいですか？　最初は「石炭発電所」を建ててください。

風力発電所は、上級プレイヤー向けの景観目的の施設です。それが電力を生むとは考えないようにしましょう。

絶対に壊さないでください。

既設の高速道路、つまりゲーム開始直後に既にマップ内に存在する高速道路と、高速との接続用の道路は、維持費が無料です。
取り壊してしまうと、過去にセーブしたところからやり直さない限り、二度と元に戻りません。

全く同じように引き直しても、それらは維持費がかかります。不可逆的な存在です。

いいですか？　フリではありません。既設の高速道路は、絶対に壊さないでください！
もし操作をミスって、誤って壊してしまったら、最後にセーブしたところからロードしてやり直すレベルだと思ってください。

あらためてお断りしますが、真の初心者向けの説明です。
熟練プレイヤーの方とは異なる優先順位になる場合があります。

---

↑↑　（最優先）電力（「石炭発電所」を強く推奨）
↑↑　（最優先）上下水道
↑↑　（最優先）ゴミ処理（「リサイクルセンター」を推奨）

↑　（優先）「墓地」（[健康管理]メニューにあります）
↑　（優先）「警察署」

↑　（長期的に優先）教育（小学校、高校）　※大学を除く

-　（都市計画に合わせて）交通機関
-　（余裕があれば）消防署
-　（余裕があれば）公園と広場

↓　（いらない）（熟練者向け）大学
↓　（いらない）（熟練者向け）健康管理（診療所、病院、福祉施設など）
↓　（いらない）（熟練者向け）地域暖房
↓　（いらない）（熟練者向け）ユニーク施設

×　（建てないで）（初心者殺し）風力発電所
×　（使わないで）（上級者向け）修景と災害
×　（使わないで）（上級者向け）条例

---

例：ゴミ処理、健康管理 など

都市の人口が少ないうちは、まだその町には「不要」という扱いになっています。
人口が増えていって、施設がアンロックされた瞬間、公共サービスの判定が始まります。

「ゴミ処理」は最優先ですので、ゴミ処理がアンロックされるタイミングは注意しておきましょう。


完全に足りている必要があります。
この問題が生じたときは、直ちに時間を止めてください。

不足した状態で時間を進めていると、都市が壊れます。（いわゆる「大事故」）
非常に危険な状態ですので、時間を止めて慎重に対応しましょう。


直ちに影響はありませんが、長期間これらの公共サービスの不足を放置すると、都市が壊れる可能性があります。
この問題が生じたときは、時間を止めて対応することを推奨します。

多く設置しすぎると後々困ることになるので、最初は、気持ち少なめでもいいです。一つも存在しないことが問題です。

最適な配置は、プレイ時間が100時間を超える頃には分かってきます。

墓地 …… 維持費が安いので、建てすぎるくらいでもそれほど問題はありません。墓地は教会が併設されており、住民にとってマイナスのイメージは全くなく、大きくプラスとなる施設です。住宅街に建設することが理想的です。
警察署 …… 維持費が高いので、建てすぎに気を付けよう。犯罪率が10%以下なら安全圏です。


建てないままでも都市が壊れることはありませんが、長期的な視点で、都市の諸問題を抑制できるようになります。
アンロックされたら、早めに建てることを推奨します。

多く設置しすぎると後々困ることになるので、最初は、気持ち少なめでもいいです。
定員が不足していても問題はありません。多く建て過ぎることのほうが、問題があります。


都市の収入が十分あるなら、少しずつ、「地下鉄」の建設をおすすめします。

少しずつ、ですよ？

交通機関は、かなりの維持費を使ってしまいます。
実際、交通機関は充実していればいるほど良い公共サービスですが、維持費とのトレードオフを考えることがゲームでもあります。


維持費がかかるので、余裕があれば少しだけ建てておきましょう。

もちろん、消防署はあったほうが良いのですが、
建物が火災で焼け落ちても都市が壊れることはありませんので、優先順位は低いです。

消防署 …… 当分の間は、1個あれば良いです。


真の初心者の都市では、まず、必要ありません。むしろ使い方によっては、都市が壊れるまであります。
時が来るまで、封印してください。


知識が増えてくると、必要になる時が来るかもしれません。それまでの間は、眠らせておきましょう。

シンプルに絵で説明します。

• このゲージの形を憶えてから帰ってください。
  
• 都市開発の序盤から終盤まで通用する、理想的なゲージの形です。
  
• 需要のミスマッチを原因とするほとんどの問題は、発生しなくなります。
  
• あなたが最も自由に都市をデザインできるタイミングです。なにをしても良いですが、大量の区画を追加するとゲージの形が崩れやすいので、少しずつ様子を見ながら進めましょう。

---

• ゲームを開始した直後は、この状態になっていると思います。開始直後は、まず住宅区画の追加から始めよということを示しています。
  
• この状態の時、商業と産業には一切手を付けてはいけません。破壊も追加もしてはいけません。区画のはり替えは、悪手であることが多いです。
  
• ただちに大量の住宅区画の追加を行いましょう。

---

• この状態のとき、区画の追加や削除は行わないことをおすすめします。
  
• まだ、どの需要が発生するかの予測が難しいためです。ゲームに慣れてくると、この先のゲージの動きを予測できるようになります。
  
• それでも待ちきれないので何かしたいという場合は、住宅区画を追加してください。もし予測を誤っていたとしても、住宅区画が多すぎになってしまった、というのであれば都市は安全です。単に、住宅が建ってくれないというだけで済むからです。

本ガイドは、都市が大きく破損して進行不能になるのを防ぐことを第一に考えています。

「もし壊れたら、最初からやり直しても構わないヨ！」って方は、全然無視して構いません。これから毎日都市を壊そうぜ。

「普通に都市を発展させて楽しみたい」って方は、このガイドを読んでから進めることをおすすめします。

設定で「資金無限」をONにすると、資金の概念が存在しなくなり、維持費などの問題からは解放されて自由に都市を構築できるようになりますが、それは Cities Skylines からゲームの部分を取り除くというコトでもあります。それでは、あまりにももったいないです。

都市運営のゲームである Cities Skylines を快適に楽しむための助けになれば良いかなと、ネッコは思っています。

嬉しいことに、Cities Skylines の初プレイ配信をしてくださる配信者の方が、増えてきたように思います。

それは喜ばしいことなのですが、都市運営の序盤の序盤で数々の問題にあたってしまい、――それはそれで楽しみの一つでもあるのですが――、Wikiにはこう書かれていた等の理由で、とんでもない悪手を選んでしまうケースが割とあります。

これは情報源を増やしておかねばと、あらためて思いました。
誰もが編集できるWIkiではなく、ネッコが直接管理できる場所に、です。

ネッコは、Cities Skylines のプレイ配信にコメントを書くことは一度もありません。今後も、コメントを書くことはありません。その理由は割愛します。
代わりといっては何ですが、このガイドを載せておきますね。本ガイドには、将来ネッコが書き込むはずだったコメントが全部詰め込まれています！

長文読むの、お疲れさまでした！

2022年12月4日

• 初版

2022年12月21日

• 日本語Wikiについての記述を削除しました。全体的に文章を短くしました。

-----------------------------------------------------------------------------------------------
NOTE
※本稿（このガイド）は、一人のプレイヤーが主観でゲームの感想を記した内容です。
※本稿の内容の正確性、最新性、完全性などについて、いかなる保証もされません。
※本稿に記載されているゲームタイトルなどの固有名詞は、各社の商標あるいは登録商標です。
※固有名詞の記載は、ゲームの感想文を正確に伝える目的において
　必要と考えられる範囲で明記したものに過ぎず、特定の製品を推奨する意図はなく、
　比較レビューを行う意図も含まれていません。
-----------------------------------------------------------------------------------------------

初版公開日：2022年12月4日
最終更新日：2022年12月21日
Cities Skylines 対応バージョン：1.15.1-f4

https://steamproxy.com/sharedfiles/filedetails/?id=2409144057
https://steamproxy.com/sharedfiles/filedetails/?id=2409224631