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Recent reviews by MIHAYASAKA

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13 people found this review helpful
18.2 hrs on record (1.4 hrs at review time)
※初期設定では言語が英語になっているので、steamのライブラリのゲームタイトルを右クリック→プロパティ→言語を英語から日本語に変えましょう※

リマスター版になってグレードショップを1週目からいきなり利用出来るようになりました
しかもポイントも全部の項目を丁度選択できる分予め付与されているので非常に有難いです

他には目的地の表示や期間限定のイベントが分かるようにマークがあったり、エンカウントをオフに出来るオプションが追加されたりと細やかな追加があります

戦闘に関しても今更言うまでもありませんが、テイルズオブシリーズ屈指の出来です
シリーズ未経験の方にもお勧め出来ます
Posted 16 January.
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26.8 hrs on record (2.2 hrs at review time)
過去作の真女神転生シリーズは1,2,3無印とマニアクス,DSJ,4FINALをプレイ済み
本作は初見最高難易度のハードでプレイ中

厳密にはSJからありましたが、スキル適性がそれぞれの悪魔の個性を生み出してくれています
過去作の3での課題点として、悪魔は必要なスキルを覚えるか否かでの箱でしかない(ステータスはレベルを上げれば最終的に皆カンストする)ので、突き詰めると没個性になっていたのが問題点でした
しかし本作ではスキルを使えるとしても得意不得意によって消費MPなどが変化するのでちゃんと個性が出ています
更には一部の悪魔に専用スキルがあるので、個性がより一層際立っています。専用スキルは当然合体素材にしても引き継げません
愛着も出てくるというものです

出現悪魔の数もかなり多く、グラフィックが一新された影響で少なくなってるかなという懸念も杞憂でした

グラフィックは元がswitch向けに作られたものなので物凄く綺麗という訳ではありませんが、動作も軽くよく動いてくれるのでさほど気にはなりません

フルプライスがほぼ10,000円(6/14時点)と値は張りますが、骨太でやり込みがいのあるコマンド型RPGを求めている人にはお勧めです

5無印を遊んだ人に関しては、フルプライスでの完全版発売という事に対して思う所があるかもしれません
しかし80時間以上を想定した追加シナリオや、約200体だった悪魔を270体以上までに多数追加、レベルの限界突破、スキル演出の倍速設定追加、神意のONOFF設定追加、主人公のステータス振り直しアイテム追加、新規ミッションの多数追加、全悪魔に新パッシブスキルの追加……など分かりやすい追加や細やかな調整まで施されているので、一考の余地があるのではないかと思います
Posted 14 June, 2024.
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13 people found this review helpful
143.4 hrs on record (5.0 hrs at review time)
前作と比較して
・グラフィックの向上
・前作では諸事情でSTEAM版のみ実装されなかったジュークボックス(過去作BGMへの変更)の実装
・ブロックリストの追加
・ストーリーもかなり力が入っている

これだけでも評価出来ます
一応キャラは飛鳥を軽く触りましたが、全キャラ共通かは分かりませんがずらし押しコマンド技が無くなっていました
ずらし押しがある事で同時押しが非常にシビアになっていましたが、それが解消されました
また一部の難しいコマンドが簡略化されていて、初心者向けを意識しているのかなと思います
勿論出来なくなった事もありますが、新規要素も派手かつ分かりやすいものなので許容範囲です

値段は約一万と高額なので格ゲーをやった事が無い人にお勧め出来るかは何とも言えませんが、鉄拳7が好きな人には取り敢えずお勧め出来ます
Posted 27 January, 2024.
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4 people found this review helpful
0.0 hrs on record
初見ハードコアにてクリア済み
※実績全解除につき追記※

・面白い点
本編も面白かったですが、こっちの方がより洗練されているように感じて更に面白かったです
理由はエイダの体術がレオンより総じて快適かつ強力な事です
原作より走る速度が遅いので、ある程度距離が離れた状況で敵を怯ませた所で接近しないと体術が間に合いません
しかしエイダに関しては、遠距離からでもフックショットで一気に敵に接近しながら体術を使えるので非常に快適
更に体術自体も原作のレオンにある程度近いくらい広範囲を蹴ってくれるので敵の巻き込みもある程度は可能
背面膝付きからの旋風脚みたいな技は高威力で大体一撃で倒せる
など、利便性が段違いに良くなっています
要はリメイクに際してレオンの弱体化された箇所の一部が返ってきたような感覚です
他にも特定のチャームを付ければ敵の盾を簡単に剥がせるなど、別の点でも強化が入っています

ストーリーは本編中エイダがどう動いていたかの舞台裏が見られます
エイダの心情がいくらか分かりやすくなっていました
ルイスとも短いですが行動を共にする機会もあり、その点でもキャラが掘り下げられています
ちなみに本編で無くなっていたスタイリッシュレーザー避けはエイダがしっかりやってくれました
それ以外でもゴンドラ移動での射撃戦、削岩機、天井トラップなど原作であったものの本編で無くなっていた要素が概ね用意されておりとても良かったです
原作4の外伝で戦えたクラウザーとの戦闘はありませんでしたが、それ以上に色々な敵と戦えるようになったので寧ろプラス
マップの大半は本編に改変を加えたものですが、フックショットを駆使した立体的な移動もあり飽きは感じさせません
前述したフックショットや体術だけでなく、エイダ専用武器のボウガンもあり新鮮さもあります

後、DLCで知ったのですがショットガンのチャームの効果が移動速度の上昇でした
原作のセミオートショットガンの移動速度上昇バグのネタを公式が拾ったのが面白かったです

・個人的に気になった点
一点だけ。本編ではセリフが少なかったので気付きませんでしたが、よくよく聴いてみると英語版のエイダの演技が棒読み気味に感じます
レオンやアシュリー、ルイスやウェスカーが上手いだけに悪目立ちしてしまっているので気になる人は日本語音声に変えましょう

・総括
ボリュームは本編の3割くらいといったところ
値段を考えれば充分な量ですし、何より完成度の高さややり込み要素も考えるともっと遊べます
本編が楽しめた人ならこのDLCは100点満点、文句無しにお勧め出来ます。買いです

※追記※
全実績解除したので追記
プロフェッショナルS+もいくつか難所がありましたが、終わってみれば物資もお金も余裕がありセーブ回数も使い切らずに行けました
コントローラーな上にエイムも下手な人間で、更に特典武器や効果のあるアクセサリを使わなくても本編同様にクリアできるバランスになっているのは凄いと思います
難所は村でのペサンタ2戦目、エルヒガンテ、ガラドール2体でした
ペサンタとエルヒガンテはまだ序盤で武器も大して強化出来ない上に物資も少ないので誤魔化しが効かず、何回もやり直しました
特にエルヒガンテは弾薬がカツカツで大変でした……
ガラドールは開幕ライフルで弱点を2体同時についてすかさずライフルで追撃して1体倒せばその後がグンと楽でした、後は逃げ回って雑魚敵を処理しながらで行けます
ペサンタ3戦目は溜めておいたボウガン連発、二形態目はロケランで瞬殺
サドラーも溜めたお宝や不要な武器を売ってロケランで終わり
慣れればもっと時間も詰められそうです、楽しかった
Posted 4 November, 2023. Last edited 27 November, 2023.
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26 people found this review helpful
146.6 hrs on record (44.4 hrs at review time)
ネタバレあり
原作のバイオ4はPS2版を当時プレイ済み
今回は初見で選択可能な最高難易度ハードコアにてクリアしました
PS4コントローラーで操作
※本編の実績及びレコードを全解除したので追記

・面白い点
本編の実績及びレコードを全解除まで達成しました、概ね満足です
武器も原作より増えてナイフパリィなど追加アクション要素もあり、RE3で不評だったボリューム不足感もありませんでした
原作であった体術(本作ではメレー記述)も健在でした
ナイフは従来の攻撃、そしてパリィだけでなく掴まれた際の脱出や特定の状態の敵へのトドメなど、消耗するようにはなりましたが使い道が非常に増えました
また固定のナイフはちゃんと修理出来ます、修理代をケチりたいなら使い捨てのナイフも道中で拾えます
しゃがみで発見されづらくなったりステルスキルも追加されたので、ステルスアクション味も増しました

ガンパウダーと素材を組み合わせて好きな弾薬や手榴弾等を作るのも原作には無かった点
咄嗟に使いたい武器があっても弾が無い時に助かりました。改造や限定改造もそのままにナイフまで強化出来るようになっていました
スピネルをトレードする事も出来るようになり、ここも単純にこちらが有利になるものなので有り難い点です
弾丸や回復のドロップも絶妙で、足りなくなったものが基本優先して出てくれるので詰みそうで詰まない絶妙なバランスになっています

ムービー中のQTEによる即死も無くなったのは嬉しい
削られた部分も僅かであり、代わりに追加や変更のあったマップも多く、原作を遊んだ人でも新鮮な感覚で遊べます

依頼要素も増えており、原作でもあったメダリオンの破壊だけでなく強敵の討伐依頼やねずみ駆除などがあります
サラザール人形を壊したり実績解除とは別にレコード要素などの、原作をやり込んだ人向けと思われるやり込み要素までしっかりと用意されています

ストーリーも原作と大筋は同じですが、ルイスの出番が増えて共闘する機会が多くなったり敵側のサドラーやサラザールなどの情報も増えたりと上手く補完されていたと思います
サラザールの巨大人形はシュール過ぎたのか流石に無くなっていましたが、代わりに時計塔で火吹きサラザール石像があったのは笑いました
あと白い廊下のビームをスタイリッシュに避けるのも自分は見ませんでした
アシュリーは原作が幼過ぎたのか大分大人びていました、まあ成人しているようには見えなかったので……
全体的にB級映画的なノリの軽さがなくなり重厚感が増したと感じました
※追記※
削られた要素は殆どエイダのDLCにてちゃんと補完されていました、完璧です

・難易度について
そしてそれなりの数の人が指摘されている通り、難易度は原作よりかなり上がっています
個人的には原作の最高難易度プロフェッショナルより今回のハードコアの方が遥かに難しく感じました
敵の挙動が増えたというか一層不規則になり、弱点を狙うのが難しくなりました
火炎瓶やボウガン・ダイナマイト持ちのエイム力がかなり上がっており、率先して倒さないとあっという間に殺されます
雑魚敵のガナードにしても弱点に一発ハンドガンを当てただけでは怯まなくなっています
原作のように敵の攻撃を誘って下がってスカす→近付いてナイフで一発頭を切って怯ませて体術→ダウンさせてナイフで切りまくって倒す。という戦法が非常に強かったのですがそれは出来なくなりました
また素手ガナードに背後からわざと掴まれる→肘打ちも非常に高威力だったのですがこれもオミットされています
体術に関しても、基本の蹴りが原作では非常に巻き込み範囲の広い回し蹴りでしたが性能が劣化しました、要は巻き込みが困難になりました
ついでに武器もショットガンを除いてほぼダメージがナーフされているので余計に敵が固く感じます

そもそもの移動速度も下がってたり、レーザーポインターが一部武器しか使えないなど原作と比べると不便になった点も目立ちます
銃を構えた際のレティクル収束も非常に遅いです。これも難易度の観点から意図的にこう調整しているものと思われます
ナイフパリィは出来る攻撃に限りがある上タイミングがシビアですし、そもそもナイフは破損していると使えないので万能ではないです
プロフェッショナルではナイフパリィはジャスト版しか受け付けなくなり、基本猶予が4Fと非常にシビアです
敵の鎧騎士の触手部分やリヘナラドールの弱点も原作より小さくなっており、当てるのに非常に難儀しました
強化点も無くはないのですが、それ以上に敵の強化やレオン自身の弱体化点も多いので総合的に鑑みて難易度はかなり上がっています

僕がTPSを遊んだ事があるのは原作のバイオ4・バイオ5・ラスアス・RDR2くらいで不慣れなせいもあったと思うのですが、一部ボスや強敵が非常に強く1時間半くらいかかる事もありました
・金色の鎧騎士と通常の鎧騎士2体の強敵討伐依頼
・ガラドールが2体+雑魚敵が大量に沸く部屋
・リヘナラドールが4体いるレンチが必要な研究室みたいな部屋
・サラザール(原作では弱かった反動なのか分かりませんが尋常じゃないくらい強化されていました)
・ヴェルデューゴ(自分の気の所為かもしれませんが原作よりかなり固く感じました)などなど……
意固地になってロケランは買わずに攻略も見ずにクリアしましたが、この手のTPSに自信が無い方は最低難易度のアシステッドを選んだ方が良いです
ハードコアは下手したらクリア出来ない可能性が普通にあるゲームです
PCのFPSをキーマウ操作で遊び慣れている人なら初見ハードコアでも楽に行けるかもしれません

・個人的に気になった点
先ほど挙げたレコード(やり込み要素)達成の条件をざっと見た限り難易度が非常に高そうに感じました
無理にやる必要は無いかなと思ったのですが武器の解禁に必要なものが複数ありました
原作では武器の解禁はそこまで難しくなかったのですが……一応挑戦するつもりですがこれ自分には無理なんじゃないかなあと不安になるくらい難しいです

段差の昇り降り等のモーション時に無敵が無い点。多分悪用されると思って無敵を削除したのだと思いますが、原作やってると違和感が強い

後はレオンのウィットに富んだ皮肉が無くなった事かな。私の右腕を送り込んだと(実際はあくまで側近で比喩表現)自慢気に言うサラザールに「右腕が取れるのか?」とかサドラーに「アレとかコレとかボケが始まってるのか」とか余裕綽々なレオンが格好良かったのでここは残念
ルイスがアシュリーに向かって「大統領の娘にしちゃあオッ〇イがでかいな」もなくなってました。まあ今の時代にこれ言ったらセクハラ云々面倒臭そうだし止む無し
最後はアシュリーのパ〇ツが覗けなく……いやここはmodで何とでもゲフンゲフン

前述しましたがレティクルの収束の遅さ、手ブレの大きさ、スコープを覗いた際のもっさりとした独特な挙動も気になります。特にスコープは個人的に滅茶苦茶狙いが定め辛いです

・総括
これからエイダが主役のDLCや実績・レコードの解除やプロフェッショナルでのニューゲーム等のやり込み要素もまだまだ盛り沢山残っているので楽しみです
お勧めとはしましたが前述した移動性能やら体術やら武器がナーフを喰らって快適性においては原作より下がっている点もあるので、必ずしも原作が好きだった人がこれも受け入れられるかは何とも言えません
ただそれでも一つのゲームとしての完成度は間違いなく高いです。流石カプコンと思いました
何だかんだこの難易度でも慣れていけばそれなりに楽にクリア出来るかもしれませんし
最後に念を押しますが、難易度は初見ならアシステッド、原作経験者ならスタンダードが無難です。最初からいきなりハードコアでやると結構しんどかったですから

※追記※
本編のやり込み要素を全て達成しましたが、絶妙な難易度になっていました
何回もやっていると段々と慣れてきて意外とあっさり出来てしまいました、慣れって凄い……
事前にロケランで金稼ぎしつつ2週目やコスチューム・アクセサリ入手の為に別途周回していると、このアイテム回収は飛ばして時短出来るとかセーブはここが無難だとかここはしなくていいとか分かってきちゃいます
プロフェッショナルS+達成時も武器も回復アイテムも換金アイテムも余りまくってたので、無駄を省けばもっと短時間でクリア出来そうです
どうしても無理な方は別途ニューゲームで周回する必要はありますが、ダメージを減らしたりパートナーが無敵になるコスチュームもあります
更には特典武器もありますし、最悪有料ですが最速で武器を限定改造出来るチケットも売っているのでこれらをフル活用すればそれなりの人が達成出来そうです
最初はこれ無理じゃない?って思いましたが何とかなるもので、カプコンの調整能力に感心しました
DLC含めて本当に楽しめました、個人的には文句無しの今年のGOTYです
Posted 2 November, 2023. Last edited 27 November, 2023.
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2,045.0 hrs on record (588.5 hrs at review time)
トロコン済み、前作は未プレイです
セール中に何となく買って思わずハマってしまったので長文になります

ソウルライクと一括りにされていますが実際はニンジャガのように敵も味方も高性能な技や手段が多彩に用意されており豊富なビルドを組みながら敵をどう倒すかと、ハクスラを楽しむゲームであり本家ソウルシリーズとは似て非なるものだと思います
ソウルシリーズは冒険や探索、唯一無二のアイテムの発見などRPG要素に重きを置いたゲーム
仁王2はスタイリッシュかつ豊富なアクション、突き詰めればキリの無いハクスラ、細やかなビルドが魅力のアクションに比重を置いたゲームです
共通点は敵の動きを死んで覚える、という事。所謂死にゲーという意味では同類かと思います

僕は遊び始めてから4時間くらいは本音を言うと「これ自分には合わないなあ、外れ引いたかな」と思っていました
システム面の説明は一通りありますがどれもあっさりしており、どれが重要かイマイチ分かりにくいです
最重要なのが攻撃行動後にR1で気力(スタミナゲージ)を回復するというシステムです(ゲーム内では残心と呼ばれています)
これをするかしないかでこちらの攻撃や回避の頻度がまるで変わり、ゲームスピードに直結します
その重要さに気づいてからはかなり面白くなりました
他にも攻撃を喰らった直後は、回避では逃げられないがガードなら割り込める。とか
敵の掴み技は変身系の妖怪技でもスカせる。とか
妖怪化は霊石(ソウルシリーズで言うソウルを砕くようなアイテム)を使えば何回でも使える。とか
チュートリアルだけではその隠された有用さが分からない・気づきにくいのが勿体無いなと思います
正直とっつき難さというか、分かりにくさは数多のゲームの中でも上位ですが理解して運用した時の楽しさは抜群です

明確にソウルシリーズに勝っている点は、まずキャラクリ
DOA等の3D美少女ゲーを手掛けているテクモ主導のゲームです。ソウルシリーズのバタ臭いキャラとは比較にならないくらい可愛いキャラが作れます。これはモチベ維持に非常に貢献してくれます
キャラクリが苦手な人でもプリセットがとてもクオリティが高いのでそこから選ぶだけでも全然良いです
髪の毛の種類もそれなりにあり、果てには胸のサイズまで弄れるという嬉しいこだわりもあって大満足
但しソウルシリーズとは異なり明確な化け物は作れません(極端には顔を崩せない感じです)

次にアクション全般
技の種類がソウルシリーズより遥かに多くスタイリッシュ、また守護霊を選んでそこから魂代を付けて妖怪技を使えるようにして……と出来る事の幅が広いです
ステップの小気味良さも比にならないくらいスピーディー、装備を軽装にした日には制御が難しくなるくらいサクサクと動き回れます

武器種は11種、遠距離武器3種から選べます
武器毎に特色があり、立ち回りや技の振り方がガラッと変わるので兎に角飽きずに遊べます
初心者の方には大太刀か仕込棍がお勧め、槍や手甲や薙刀鎌もちょっと癖がありますが強いです
良く選ばれるであろう刀は特殊なテクニックを用いないと性能が引き出しきれないので、少し難しいかもしれませんが技数も最多で慣れると本当に面白い。後、二刀や旋棍も割と特殊ですがこれも理解すれば楽しいかつ強いです

更にビルドの豊富さが良いです
ステータスが8種あり色々な数値に作用しますがそれだけで終わりではありません
武器、防具、小物、守護霊、魂代、絵巻とこれらの要素に色々なオプションがありそれらも絡めてどのようなビルドを組むかがとても楽しいです
また武器・防具・小物・魂代・絵巻に関してはそのオプションの項目や数値がランダムになっている為、極めようと思ったら終わりの無いハクスラが待っています。これもまたやり込みがいがあります

設定のきめ細かさも嬉しい点です
ショートカットアイテムの設定数やバフデバフの表示数を変えられたり、HP等のゲージ数値化などUIが非常に優れています
またキャラをしっかり目立たせたい、見たい時はメイン武器とサブ武器や遠距離武器の非表示化、頭武器も非表示化出来たりと隙がありません
自キャラの返り血の非表示化なんかもあったりします

難易度調整にも色々なものがあります
まず5週目まで難易度が変動します。それでも足りない人には難行の石という敵のHPと攻撃力が最大2倍にまであがるものもあります(良いアイテムドロップ率が上がるのでメリットもあり)
更にはレベルシンクという、ミッションの推奨レベル相当に自分のステータス・装備の性能が引き下げられるというものまで用意されています。要はレベルを上げまくったり装備を高性能なものでガチガチに固めて攻略するというゴリ押しが通用しなくなるという、とてもやりがいのある要素まで用意されています

難易度は個々のプレイスタイルによって意見が割れます。ソウルシリーズよりも楽だと言う人もいるでしょうし難しいという人もいるでしょう。但しシステムの全貌をしっかり把握し理解すれば、少なくともトロコンまでは誰でも行けるゲームです
敵の高性能っぷりに「ハァ?」となる事もあるでしょうが、こちらもガードやステップ、ローリング、特技カウンター、妖怪化、陰陽術や忍術など。色々と強い手段があるので死んだ時に納得感はある……筈です
ズル三こと斎藤利三や空海など、一部のボスは最高難易度だとハメないと滅茶苦茶キツい敵もいたりはします

ストーリーは割とぶっ飛んでいるというか戦国時代に日本ファンタジーを組み込んだような感じになっています
まあこの作品の肝は攻略の楽しさやアクションやハクスラにあるので、そこまで重視する点ではないかなと
ただ主人公である秀千代と、相棒の藤吉郎の関係の変化は何とも言えない気持ちになりました。ネタバレになるので多くは言えませんがプレイして頂けると分かるかと思います

取り留めのない文章になって申し訳ありませんが、総合して本当に面白いゲームです
僕のプレイ時間がその証明です。このレビュー時点ではトロコンこそしたもののまだ全ての要素をしゃぶり尽くしてはいないのでまだまだ遊べそうです
個人的にDMC5、SEKIROにすら勝るとも劣らない良いゲームだと思います
続編が出れば予約して買いたいなと思いました
Posted 22 February, 2023.
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4 people found this review helpful
27.1 hrs on record (16.9 hrs at review time)
全クリ済みです※後日実績全解除したので最下に追記
本作のネタバレにはプレイへの影響は無いとは思いますが、ネタバレあります
ゲームの雰囲気はほぼブラッドボーン、戦闘はSEKIROをベースに色々混ぜたような感じ
SEKIROが好きなコアゲーマーにはおすすめです

戦闘面の評価点
スタミナの概念は無く、敵の攻撃は弾きやステップ回避で対応
弾きは決まれば相手のゲージ(体力みたいなもの)を削れるので強力ですが、判定が一瞬なのでかなりシビア(判定を緩くするスキルもありますが、体力の削り値が落ちるので微妙)
ただ何度も戦っている内に敵の攻撃タイミングは自然に体が覚えてくれるので、慣れれば全ての攻撃を弾けるようになります。爽快感は抜群です
弾きが決まれば決まるほど体力をガンガン削ってくれるので短時間で敵を倒せるようになります
難しいと感じる場合は最初は分かりやすい連携の締めに合わせるくらいで良いと思います。回避だけでも何とかクリアは出来るかと

スキルで防御も一応使えるようになりますが、わざわざこれにスキルポイントを割くほどの性能では無かったです

攻撃はR1の剣で白ゲージを削ると緑ゲージが出てくるので、それをR2の爪で削るのが基本
白ゲージは爪では全くと言っていいほど削れず、緑ゲージは剣でも削れますが効率が悪いので爪を使う
これが分かってないと敵が非常に硬く感じます。たまにレビューで敵が固いと言われる方がいますが、ちゃんと理解していれば個人的にはそこまで時間はかからないかなと思いました。弾きや疫術を使えば更に速攻で倒せます

疫術というデフォルトの剣、爪以外にも特殊な武器による攻撃を2つまで設定でき、個性豊かです
対応したアイテムを集める事で疫術のレベルも上がり性能も上がります。一定以上のレベルになるとボタン2回押しで性能が変わりより多様な動きが出来るようになります
気力を消費しますが敵を攻撃するなり何なりで回復します。非常に強く格好良く、これの使い方でゲームの評価が変わるとすら思います
攻略は見ていないのでどれが最強などかは知りませんが、槌がアーマー付きで白、緑ゲージを一気に削るので便利でした。ただ発生が遅いので動きがすばしっこい敵には白ゲージを大きく削る槍や、先端当てで飛び込み攻撃に派生する鞭がスタイリッシュで楽しかったです。まだ他の武器はあまり使っていないのでそれも楽しみ
※追記
色々使ってみましたが弓を最大強化すると相当強いです
発生も早く射程距離も長い、白ゲージは勿論緑ゲージもそこそこ削ってくれる、気力消費も少なくコスパが良い、リキャストの時間も短くすぐ再使用可能になる、弾速も早いと至れり尽くせりです
どうしても勝てない相手がいるならおすすめです(ウルドという高速ステップしまくるボスには不得手かも)

R2溜めで敵の武器に対応した、一度使用したら無くなる疫術を取得出来ます
これで疑似的に最大3つの疫術を使い分け出来ます

L2の羽で敵の緑に光った後の強力な攻撃を止められます
ただ自分はスキルにて前ステップ避けで空中攻撃に繋げる方法もあり、あまり使いませんでした
一定時間敵に攻撃出来ないと折角削った緑ゲージが回復してしまうので、それを止める為に使う程度でした

回復薬にも3種類あり、それぞれ専用のアイテムを消費する事で性能が上がります
おすすめは最初の回復薬に全部強化アイテムを突っ込む事。結論他の回復薬は使いませんでした
調合薬という概念もあり、薬の性能も変わりますが特に意識しなくても大丈夫
一応バフ特化にすれば敵を倒すにあたって時短になります

レベルは攻撃と体力と気力の3つの項目の何れかを上げる事になりますが、万遍なく上げれば良いです
クリア時30半ばくらいでした
レベル振りをリセット出来るシステムもあるので万が一の時も安心です(余程偏った振り方をしない限り使う事は無いと思います)
またレベルを上げる事で技能というスキルポイントのようなものが上がり、それを欲しいスキルに割り振る事が出来ます
簡単に付け外し出来るので色々試せるのは有難い。ただ途中でレベルを上げても技能が上がらなくなりました
限りあるリソースの中から選んでねという事なのでしょうが、個人的には全てのスキルを同時につけたかったので少し残念

敵は総じてアーマーのようなものが常時付与されており、恐らく敵個別にアーマー値が一定分ありそれを攻撃して削って0にすれば怯む、という感じかと思います。ただ雑魚敵は怯みやすいですが、少し上位の敵になるとあまり怯みは期待できなくなります。ボスはより一層怯みません
このゲームの基本は攻撃しつつも相手の注視し、相手が攻撃しそうだと思ったらすぐに攻撃の手を止めステップなり弾きなり準備して対応、再度攻撃の繰り返しです
レビューを見る限り、敵のアーマーを不満の理由に挙げる方もいてそれが合わない人もいる可能性はあります
ただ主人公の性能が高く、硬直もそれほどなく攻撃から回避行動に転じられますし、基本は怯ませるのではなく避けて攻撃し直すが開発者が望んだ戦闘なのかなと個人的に解釈しました。自分には納得いくものだったので良かったです
一応、一部の疫術で無理矢理怯ませたりダウンを奪う事も出来ます

その他においては、SEやエフェクトも爽快感を出そうと凝っているのは感じました。一部の強敵には止め演出もあり派手になっています
ソウルライクのタグこそ付いてはいますが、総じて小気味よく素早くスタイリッシュに動いてくれます
エルデンリングやダクソより遥かにキビキビと動けるので、ソウルシリーズの主人公の動きの重さが嫌だった人にはこちらの方が向いていると思います
マルチが無い所や上記からやはりSEKIROが好きな人には合いそうな感じがしました

ストーリー、翻訳等
ストーリーもブラッドボーンのような感じです
海外産のゲームですが日本語にも対応しており、偶に漢字の使い方がおかしい箇所がありましたが言い回しも違和感はそれほどありません
ただ梯子を下る時に「登る」と出るのは気になりました

ステージの至る所に文書がありそれを拾い集める事でストーリーを解釈していく感じになります(ただしここは個人的にあまり好きではありません。理由は後述)
割とあっさりしている所も本家と同じです。多分一か月くらいしたら覚えていないと思います
ダクソでいう火防女ポジのアイセミーというキャラがいますが、ダクソ1と同じくらい空気ですしアセット丸出しの見た目なのでかわいくはありません

その他色々
ボスは約7体。内2体はギミックボス
個人的にラスボスより強いと感じたボスもいますがレベルを上げて、動きを把握して慎重に対応する事を心がければ何とかなります
慣れればSEKIROより簡単に感じました

音楽は正直印象には残りませんでした。雰囲気を害するようなものでは無いので特に問題無し

ステージは実質3つ。結構入り組んでおり一方通行の扉を裏側から開けたり梯子を下ろしたりする事でショートカットがある所も結構あります。限られたリソースの中で何とかしようとしたのが伺えます
強敵から有用なアイテムや、ステージによってはキーアイテムが落ちるので敵は無視せずに戦った方が良い
それぞれ初回クリア後にサブミッションが追加され、クリア済みのステージをまた攻略する事になります
開始地点が違ったり初回の時には入れなかった場所に入れるようになったりと工夫を凝らし、マンネリしないようにという意図を感じます
本作にはジャンプが無く、最初はどうかなと思いましたがあればステージが複雑化するのでやむを得ないかなと

敵の種類の少なさやボス数、ステージ数に関しては少人数で開発したインディーズゲームで2000円台のロープライスだと考えれば及第点です。意味も無く広く、探索のし甲斐もなく移動にやたら時間がかかるだけのフィールドになるくらいなら狭いステージの方が個人的には良いです

個人的に気になった所
・ステージにある文書
数が多過ぎかつ散らばりすぎ、そして一つの文書に対して情報の数が少なすぎ
探索させたいという意図なのは分かりますが、大体2~3行程度のものが多過ぎです
ゲームにこういう事を言うのはアレですが、普通メモにしてももっと何かしら書くだろと

・ダッシュが遅い
通常の移動からL3を一度押し込むとダッシュに変わりますが、速度が大して変わらない
一度でも攻撃や別の動作を挟むと通常の移動に戻る関係で、一々L3を押し込むのは面倒なのでまあ今のままでもいいかな

・ステージで迷いやすい
ステージで使われている素材がかなり限られており景色も似たり寄ったりなので、ここどこだっけ?となりやすい
マップが欲しいとまでは言いませんが、もう少し目印らしきものは欲しかったかも
一度来たかどうか分からない事が度々ありました

・同ステージ中に休憩箇所が複数あるが、その箇所同士のトラベルが出来ない
休息やレベル上げ等、完全にダクソでいう篝火まんまです
ブラボやSEKIROは拠点間の移動が可能ですが、本作にはそれがありません
また一度でもそのステージを離れるとその休憩箇所を調べたかどうかは初期化され、また一からスタートになります(解錠した扉はちゃんと開いたまま)
サブクエストでも別ステージ扱いになるので当然最初からです
まあステージに一旦入ったらクリアするまで出る意味が無いので問題とまでは言いませんが、ちょっと驚きました
ボスと戦いたい時にすぐ戦えないのは残念です

・2週目以降が無い
敵の攻撃力や体力、ルーチンなどに変化を付けたものが欲しかったです

総評
この値段であれば充分のクオリティ、良いゲームです
SEKIROを挫折した人でも何とかなりそうに感じるくらいの難易度です
戦闘が楽しいのでゲーム自体苦にならず、ボスもやられている内に段々ここで欲張ってはいけないポイントなどが自然と分かってくるのでこれも良かったです
本作のデベロッパーの次回作があれば是非買いたいなと思いました

※追記(実績関連)
樽を1000個壊せは、初見でくまなく探索していれば結構壊している筈
自分の場合は851個壊しており、達成は容易でした
これもググれば効率の良いやり方があります

レベル50上限はラスボスを周回するのは一番効率が良いが、全ての疫術を最大までレベル上げしようと思うと必然的に他のボスも最低6回周回する必要があり、意識せずとも達成出来ます
疫術のトロフィーはどれか1つだけで良いので、他の疫術に興味が無い方はラスボス周回が効率良いです

薬草ドロップは運が悪い場合はクリアしても漏れがあるので、攻略サイトで対象の敵を探して只管周回するしかありません。ものによってはかなり確率が低いので根気よくやりましょう

このゲームの実績最難関は間違いなくチュートリアルのヴァーグ(デカい騎士)を撃破する、かと思われます(本来は負けイベ)
大体のゲームは二週目(強くてニューゲーム)がありそこでならゴリ押しで何とかなりますが、このゲームには二週目は無く、一週目で全くの無強化で挑まなければならないので相手の動きを把握し的確に動かないとまず勝てません
また負けると再戦は不可能で、またニューゲームからを選ばなければなりません。これが手間というか面倒で、チュートリアルで一々説明が入り、敵も鍵を手に入れる為2体は無視出来ず倒さなければなりません。要はヴァーグと戦えるまで2分後半くらい時間を取られるので集中しましょう
ヴァーグ自体は相当強いですが弾きを意識すれば白ゲージはどんどん削れますし、回数を重ねれば何とかなる絶妙な難易度になっています。この辺の調整も見事だと思いました
Posted 1 November, 2022. Last edited 6 November, 2022.
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5.4 hrs on record (5.3 hrs at review time)
他の方々も散々言われていますが、このゲームに興味のある人はネタバレ等を一切見ずにプレイする事を強く勧めます

無料でこのクオリティは素晴らしいと思いました
普段文章を追うだけのノベルゲームは退屈に感じてしまうので殆どやらないのですが、これは伏線の散りばめ方といい作中の雰囲気といい、それほど時間のかからないボリュームといい完全に引き込まれました
敢えて多くは語らないようにしますが、こういうゲームからこちら側への干渉方法はニーアくらいしか自分の記憶にはありませんでした
注意深く文章を追えば、どこかしら違和感は汲み取れるようにも作られており、ああこの娘が何かおかしいなと感じられるのは良いバランスだと思います

何か別のノベルゲームもやってみようかなあと思えるくらい良い作品でした
Posted 22 October, 2022. Last edited 22 October, 2022.
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113.0 hrs on record
DQシリーズ初プレイ。事前情報無しで全縛りプレイです
ネタバレありなのでご了承下さい
やり応えのある高難易度のコマンドRPGという事をこのゲームに求めた人間のレビューなので偏った内容になっていると思います
おすすめするつもりでしたが、とある縛りが有り得ない程にストレスでした。詳細は後述します

・ストーリー
王道というか勇者様が主人公のテンプレ的な物語でした
ただとあるキャラが死亡した時は驚きましたし、伏線も綺麗に回収しており大きな破綻もありません
個人的にははっきりと喋らない投影型の主人公なのに、勇者の使命を周囲から強制されるのは何だかなと思いました
まあ主人公もそんな拒否するような様子も無かったし、そういうものだと思えばまあ……
ただこれなら普通に自我を持たせて喋らせた方が良かったのでは?
シリーズの伝統なのかもしれませんが、シリーズ初プレイの身としては違和感の方が大きかったです

・キャラクター
ベロニカがかわいい事とマルティナは色気があってGOOD
ロウという爺が仲間になりますが、JRPGでは割と珍しいと思います。VPのガノッサとかTOXのローエンくらいしか知りません
シルビアは正直癖が強くて個人的には苦手でした。作中でも妙に持ち上げられるというか出番が多くて……
超はずかしい呪い時のくねくねモーションは見ててきつい
カミュ、セーニャ、一応伏せますが〇〇〇〇はそこまで印象には残りませんでした

・戦闘
よくあるコマンドRPGです。スキルが気安くリセット出来るのは良いと思いました
戦闘スピードやカメラ形式も変更出来たりと、痒い所に手が届く感じです
但し一部の縛りプレイを加えると話は変わります

・システム
セーブが原則教会とマップ切り替えを挟んだ際のオートセーブのみです
ここは縛りプレイをした際には非常に不便だと感じました
なくても良いゲームも勿論ありますが、このゲームに限ってはどこでもセーブがあって欲しかったです
また毒や呪い、死亡のバッドステータスはキャンプや宿で休んだだけでは回復せず、魔法で回復するか教会でお金を払って一つ一つ治療する必要があります
特段コストが嵩むものでもないので構わないと言えば構いませんが、正直手間が増えているだけです

・縛りプレイ
ゲーム内で公式が用意したもので8つ項目があり、縛ったままクリアしたら証明の印が付くというものです
達成したからといって何かアイテムが貰える訳でも無いですし、増してやトロフィーにも関係ありません
ゲーム開始時にしか付与出来ず、途中で外せはしますが再度縛ったりは出来ません
正直自己満足の域を出ませんが、このゲームは難易度設定(ノーマルとハードとか)が無いので歯ごたえのある戦闘がしたい場合はこれを設定するしかありません
初見ですから当然どの縛りを付けてどれを外せばいい塩梅になるかなどは分かりようもありません

①買い物できない
これは特に問題ありませんでした
そもそも防具やアクセサリーは装備出来ませんし武器は作成出来ますし道中の宝箱にもありますし、アイテムは拾えるものだけで賄えます
ただ新しい街に着いても買い物する楽しさが消えた事が少し残念なくらいです

②防具を装備できない
これがかなりきつかったです
防御が紙になるので被ダメージが非常に痛くなり難易度が高くなる縛りです
更に言うと属性等の耐性も得られないので油断しなくてもあっという間に死にます
防具としか記載がありませんが、盾もアクセサリーも装備出来ません

③楽な戦いは経験値なし
要はレベルキャップです
際限なくレベルを上げてゴリ押し突破出来ないようにとの意図だと思われます
序盤は上限まで意識する事はありませんでしたが、後半になるにつれきつくなってきてその時の上限まで上げる事になりました

④すべての敵が強い
具体的にどう強くなってるのかが今も分かっていません(素のバニラの状態で遊んでないので比較出来ません)が、敵のHPとか攻撃力が上がってるのかな?

⑤はずかしい呪い
⑥超はずかしい呪い
個人的に悪い意味でRPG史に名を残すレベルのク〇要素
縛りプレイ全乗せで遊んだ人が100人いれば100人が一番凶悪かつ糞だと断言するだろう縛り
⑤は主人公が、⑥は仲間が一定確率で行動出来なくなります。厳密な確率は調べてないので分かりませんがそれなりの確率で発生します
難易度どうこうじゃなくて最早ただの運ゲーで、「次のターンは敵のこの行動を見越して〇〇を使おう」などの戦略自体が運ゲーになります

例えるならアクションゲーで10回攻撃ボタンを押した時、何回かランダムで攻撃が出ず棒立ちになりますみたいな感じ
これ面白いと思いますか?不愉快かつストレスで寿命がマッハになりそうでした。コマンドRPGでここまでイライラさせるのはある意味凄い
死ぬか生きるかの分け目でこれが出ると舌打ちしてしまう
何で娯楽であるはずのゲームで苦行をしなけりゃならないのか、最早刑罰に適用出来そうなレベル
発動しないのを祈る運ゲーになるんですが発動しないなら設定してないのと同じだし、そもそも自己満なんだからイラつくならその縛りだけ外せよと思うのですがこんなものを公式が用意したという事実に滅茶苦茶腹が立つ
あんまこういう事言いたくないんですが、これを発案した人間と実装にGOサインを出した人間は今後二度とゲーム制作にかかわらないで欲しい

実際クリアはそれでも出来ますよ。開発も縛り全乗せでもクリア出来るようには調整してるでしょうし自分も縛り達成と見做される部分まで(ウルノーガ討伐まで)クリアしましたし
そのウルノーガも試行回数を只管重ねて恥ずかしい呪いが極力出ないように祈って繰り返せば行けるようなバランスにはなってはいますよ、でも自分で制御しようの無い行動不能にならんように祈るだけのゲームの一体どこが面白いの?
そりゃデバフも確率だけど使う使わないは自分で選べるよね???(ただし後述しますがデバフはラスト付近は必須です)

ついでにそのデバフに関しての戦闘部分も深堀りしますが、縛り全乗せの場合敵の物理攻撃が外れやすくなるデバフが結構なボスで必要になります
このマヌーサという幻惑を付与するデバフ技が外れると最終盤のボスはほぼ詰みます
相手の火力がとんでもなくインフレしており2発、下手すれば1度の攻撃技で味方は落ちます
また一定時間でデバフが消えるので再度入れ直す必要がありますが、ラスボスはそのデバフが切れた瞬間に凶悪な全体物理を使う事もありそれだけでパーティは瓦解します。入らない時は兎に角入りません
正直この部分だけに難易度が依存し過ぎだと思いました
縛り有りだと防具もアクセサリーもない、武器とスキル、消費アイテムとレベル、デバフとバフのごくシンプルな要素しかないのでこうなったのかもしれませんが単純すぎます。そしてその単純な要素をこちらが万全に用意したとしてもデバフが当たる当たらないはもう干渉しようがありません。二重の意味で運ゲーになっています

後、バフといっても攻撃バフ(バイキルト)は有用ですが、防具が装備出来ず防御が上がらないので防御バフは元の値が低い以上あまり意味がありません

⑦街の人にウソをつかれる
誰かに話しかけた時に、たまにクソ下らん話をされます。その時になるSEも鬱陶しい
これは戦闘部分には関係ないから厳密には難易度には関わらないが、「ウッソだよ~ん!!」みたいな反応を何度もされるとやる気が無くなる。これも面白いと思ったのか?しかも酷い時は最大3回連続して同じ人に話しかけてこれが出た事がある。ストレスにしかならない
これシリーズ経験者はニヤリと出来る要素なんですかね……?

⑧主人公がやられたら全滅
主人公が死んだ時点でゲームオーバー。主人公をフロントから外せばフロントの4人が落ちてもまだゲームオーバーにはならない
これの問題点は主人公が落ちた時のテンポの劣悪さにあります
タイトル画面に戻りますとポップアップが出てボタン押す→タイトル画面に移行してボタン押す、続きからを選んでボタン押す→ロードが入る→あらすじが物語の進行度に応じて何行か出るのでその分ボタン押す→やっとゲーム復帰
これ作ってておかしいと感じなかったの?自分達で縛りを作って所謂死にゲーにもなるようにしておいてこれ?
すぐリスタート出来なきゃおかしくない?他社ゲーだけど真4Fを見習ってください


総評
このゲームは一切縛らずに遊ぶのであれば相当温い、よく言えば優しいゲームだと思います
縛り全乗せの状況から防具やアクセサリーが付けられる、状態異常でもない限り毎回ちゃんと行動出来る(当たり前だろ)、レベルキャップも無い敵の強さも弱いアイテムも買えるとなると物凄く簡単になるのは容易に想像がつきます
なのでライトゲーマーの人が軽く遊ぶ分には適したゲームだという事は疑いようもありません
そういう人にはおすすめ出来ます。というかそういう人の方が大半でしょうし自分の方が少数かつおかしいのは重々分かっています

ゲーム会社としては最大手のメーカーが作った国民的ゲームだし、公式がわざわざ作った縛りならその上でも戦闘も綿密かつそれなりに快適に練られているんだろうと期待していましたが、正直その期待は裏切られました
公式自らが縛る事で難易度を上げるのではなく、よくある他のゲームと同じように素直に難易度制にして難易度を上げたら敵の火力やHP、行動ルーチンが変わりますよで良かったんですよ。沢山のゲームで未だに採用され続けているのには理由があります
縛りなんてのはゲームを一通り遊び尽くしたプレイヤーが独自に勝手にやるくらいで良いです

クリアしてアフターエピソードっぽい所まで来ましたが、自分のDQ11はここまでです
(超)はずかしい呪いさえ存在しなければおすすめにしたかもしれません
Posted 21 October, 2022.
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69.6 hrs on record (30.7 hrs at review time)
PS4版にて既にトロコン済みでしたが、PCでやりたくなったのとロード時間の短縮を理由にセール中に購入しました
DMCシリーズは全てプレイ済みです
ネタバレがありますのでご了承ください

良い点

・個性豊かな操作キャラ
武器切り替えが無く初心者向けと見せかけてジャスト入力とホールドが必要で、4から義手が追加され非常に奥深くなったネロ
戦闘スタイルと近遠距離武器が豊富で上級者向けのダンテ
本作新キャラで使い魔を使役して戦うV
恒例のDLCで追加され、各武器に秘奥義が追加され更に強く派手になったバージルの4人が使えます
この手のステージ制アクションゲームでここまでクオリティの高いキャラがこれだけの人数を使えるゲームを他に知りません

・豊富で格好良いアクション
技数が非常に多く、また非常に見栄えのする動きをこれでもかとしてくれます
全てを的確に使いこなそうと思ったら並大抵の練度では難しいほどです
かといってアクション初心者お断りという訳でもなく簡単な難易度も用意されており、これを連発していればランクは兎も角とりあえずクリアは出来るといった強い技もありますしボタン連打で勝手にコンボをしてくれるアシストも付いています
上手い人のコンボは素晴らしく綺麗なので必見です。動画サイトを探せば出てきます
自分もこういう風に動かしてみたい、と思う人に向いたゲームです

・過去作より進化したクオリティ
キャラにおいても、先ほど挙げたネロはデビルブリンガーが追加され義手毎に技が色々と増えており、また義手を使い捨てる事にはなりますが必殺技もあります
ダンテは4時点では正直火力不足というか、一種地味な感じが否めなかったのですが本作では真魔人化というシステムが追加されその状態での技が非常に強く、スタイリッシュランクによっては実質使い放題というとんでもない強化がなされました。また遠距離武器にもオーブ(お金みたいなもの)を消費しますがぶっ壊れの装備があり、最悪これでゴリ押しでもどうにかなるようになりました
バージルにも上記の真魔人化と武器種毎の秘奥義が追加され更に強化されました
グラフィックも綺麗になっており、同じカプコンの新作バイオと同じエンジンを使っているようでよりクオリティが上がっています

・過去作との連携
本作はシリーズ集大成を思わせるようなものになっており、過去作をとても大事にしている事が伺えます
挙げれば沢山あります
①真魔人化はDMC2の同名システムが元ネタでそこから拾ってきてます。但し2では瀕死の状態にならないと使えず、攻撃を受けずに立ち回る事が良しとする本作とは噛み合わないのでがっつりテコ入れされています
②その真魔人化の必殺技の元ネタはDMC1の敵の演武モーションを参考にしています。自分はネットで指摘されてから知りました
③新キャラのVが使う悪魔は全てDMC1で出てきた敵悪魔が元ネタです。ストーリーにおいても何故Vが彼らを使役出来るかが後半になって分かります
④声だけですがDMCのアニメで出てきたキャラが出演しています。当時アニメも見ていたのでびっくりしました。まさかここまで拾ってくれるとは、と良い意味で驚きました
⑤前日譚の小説にDMC2のヒロインが登場しています。1のトリッシュと3のレディは本作でも出てきており、DMC2は評価の低さもあり完全にハブられたかなと思っていましたが小説だけにでも出てくれて嬉しかったです
⑥雑魚敵にも初代の敵が採用されており、懐かしい気持ちになりました
⑦ダンテのキャバリエーレという新武器はDMC3のムービー時にバイクを使って戦っていたのが元ネタです。武器として使えないかなと思っていましたが念願かないました
他にもまだありますがキリがないので割愛

・ストーリー
話自体はかなりベタではありますが、王道で熱いストーリーだと思いました
4で匂わされてはいましたがネロはバージルの子供であり、本作冒頭で悪魔の腕(ヤマト)をネロから奪った事が事の発端になっています
3から執着していたダンテとの決着の為の伏線であり、Vはその分かたれた半身であり使役している悪魔はバージルが当時見た悪夢の記憶の残滓である事まで繋げてあり感心しました
またダンテは3で自分の武器を刺されて魔人の力に覚醒しましたが、それを知っている人は本作でのパワーアップの描写時にニヤリとしたのではないでしょうか
本作ラストのネロの覚醒は前作4の登場人物達がきっかけであり、システムにおいてもストーリーにおいても余すこと無く過去作を後付けであったとしても極力破綻しないように万遍なく取り入れておりシリーズ経験者なら間違いなく絶賛出来る作品だと思います

悪い点

・スタイリッシュポイントの仕組み
本作ではミッション毎の評価にランクがあり、このポイントがそのランクに直結しています
これがミッションによっては妙に稼ぎにくく、難易度次第ではノーダメージでクリアしないと最高ランクであるSランクを取得する事が非常に困難になっています
キャラによっては一応救済措置的な武器(ダンテならDr.ファウスト)もありますが、もう少し考慮して欲しかったです
DMC4みたく道中のレッドオーブを回収しなければならない、は流石に消えていたのでそれよりかはマシです
ミッションをやり直す度にあれをチマチマと繰り返すのは拷問だったので……

・ロックオンしたい敵に思い通りにロックオンし辛い
本作で明確に注文を付けたいのはこれです
このゲームではロックオンをした状態でスティック入力+ボタンで出す技が非常に多く、複数敵と戦闘中にロックオン切り替えして想定と違う敵に注目してしまいそのまま技を出すと、別の技が暴発します
どの敵に切り替わったか落ち着いて見るか、ジャンプ等で逃げて仕切り直すかが無難ですが前者は敵の動きによってはそんな悠長な事はしてられませんし、後者はテンポを損ないます
これは次回作があるなら是非とも改善して頂きたいです

・一部の敵について
ヘルジュデッカとヒューリーは個人的に戦っててあんまり楽しくないです
ヒューリーは予めゲージ等の下準備をしっかりと整えればV以外のキャラなら一応瞬殺出来ますが、出現時に即倒せなかった場合は面倒です
それでもよく見ていれば攻撃の予備動作は分かりやすい点と、その後の攻撃のタイミングも4パターンくらいなので全て把握しておけばどのキャラでも弾きから攻める事は出来ます
問題はヘルジュデッカで、瞬間移動して即攻撃してくるのが非常に鬱陶しい。ノーダメージクリア狙いの際にこいつに何回攻撃を喰らったか……間違いなく最強の雑魚敵です
単体なら対処は簡単ですが他の敵のセットでしか出てこず、他の敵と戦ってるとドサクサに紛れて殴ってきます。しかも見てからでは対処が難しいくらい発生も早い
このゲームの敵はカメラ内に映らないと攻撃動作をしてこないという気遣いがありますが、ヘルジュデッカは例外としか思えないくらい瞬間移動攻撃をしてきます
出現時即瞬殺が理想ですが、無理なら他の敵を高空まで打ち上げてヘルジュデッカの攻撃が届かないようにしてエリアルで殺し切って数を減らしてタイマンの状況を作るしかありません

あとノーバディは攻撃の予備動作が分かりにくいです
3の天使(名前忘れた)や4のキメラアサルトやブリッツに比べればマシといえばマシです

・ストーリーで気になった事
ストーリーは個人の好みによる部分が大きいので一概には言えませんが、バージルが結果的にかなりの人数の人間を死なせてしまった事に対して何の突っ込みもなかった事がちょっと気になりました(Vは小説にて心を痛めているような描写がありましたが)
まあDMCは基本その辺は普段からあまり触れないので野暮かもしれませんが


個人的には誇張無く、世界で一番のアクションゲームだと思っています
これを超えるのは同じDMCシリーズしか有り得ないと思いますので、次回作を心待ちにしています
Posted 14 October, 2022. Last edited 5 November, 2022.
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