9
Products
reviewed
529
Products
in account

Recent reviews by Konosaki

Showing 1-9 of 9 entries
39 people found this review helpful
11 people found this review funny
3
2
98.3 hrs on record (96.7 hrs at review time)
このゲームを作業ゲーと呼ぶ人は、ゲームの本質を理解できていない。

ゲームとは、所詮ボタンを押すだけの 「作業」 なのだ。

RPGで狩りをするのも所詮作業であるし、対戦格闘ゲームをプレイするのも表面では白熱しているが、やっていることは一定の基準に基づいてボタンを押している 「作業」 なのである。
良いゲームと悪いゲームの差は、その所詮 「作業」 に過ぎないボタンの連打の過程を、如何にプレイヤーの心と結びつけるかにかかっている。

私はこのゲームをプレイをしているとき、遠くに見える美しい山々、足元にある恐怖、そして時に温泉に浸かり人生について考える。この心理は、リアル登山をしている時と極めて類似している。

山を登ることも、見る人によってはただの無意味な 「作業」 に見えるかもしれない。
しかし、山を登る人にはその理由が分かっている。
同様に、決して他では味わうことのできない独自の魅力に魅入られた人々にとっては、このゲームをプレイする理由が理解できているのである。
Posted 2 March, 2023.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
1 person found this review helpful
1 person found this review funny
0.3 hrs on record
ゲームというより哲学である。

この値段で哲学を体験できるというのは大変すばらしい。
Posted 30 May, 2018.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
13 people found this review helpful
3.1 hrs on record
日本人であれば、「The Tower」を連想する人も多そうなゲーム。

私もそれを想像して購入しました。
グラフィックや機能ともに「The Tower」よりも充実している印象ですが、残念ながら大きな不満点がありました。

1. 電話線、水道等の設置に「ただの作業感」が強く、蛇足感がある
2. エレベーターにほぼ無限の人が乗車している(ように見える)

特に2点目が残念だった点です。
The Towerにおいてはエレベーターの輸送量に上限があり、大規模な高層ビルを建設する上で、そのボトルネックの解消が大きな攻略要素でありプレイヤーの腕の見せどころと言えました。
しかしこのゲームではその要素が薄いために、人の導線設計の戦略性が薄まってしまったように思えます。
Posted 30 May, 2018.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
21 people found this review helpful
20.0 hrs on record (19.7 hrs at review time)
総評としては
「(細かい不満点はあるが)面白く、今後の発展にも期待したいゲーム」です。

・概要
 ・モンスターハウスを運営し、人々を誘い込んで倒し、食材にしてモンスターたちを養う
 ・たまに「ヒーロー」と呼ばれる討伐隊がせめてくる。中にはとても強いものがあり、モンスターを鍛えたり、トラップを工夫することで楽に倒せるようになる

まず上記に惹かれた人にとっては面白く楽しめるのではないでしょうか。
ゲームエンジンはおそらくプリズンアーキテクト等と共通のものが使われており、経験者であれば操作もすぐ慣れると思います。

一方で不満点も上げておきます。

 ・現時点で細かいバグが散見される
 ・トラップにハメて人を倒すのが面白いのだが、結局モンスターをけしかけて力勝負で倒した方が早い場合が多い
 ・家具や技術の数がもっと潤沢であって欲しい。現時点ではプレイの幅が限られる

上記不満点が解消されれば、かなり魅力的なゲームになるでしょう。
私個人としては、すでに値段分は楽しめたという印象です。
Posted 30 May, 2018.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
27 people found this review helpful
2,173.3 hrs on record (1,475.5 hrs at review time)
現役製品としては最高の遊園地ビルダーの一つだと思います。
非常に豊富なライドとコースター、素材が揃っており
バリエーションに富んだパークを作れるのではないでしょうか。

ただしいくつか注意点もあります。
 ・PCの要求スペックが高い。大型パークを作るには
 ハイエンドPCが必須。
 ・操作が見てくれ以上に難しく、思い通りに作るには
  習熟が必要。
 ・既存の主要な遊園地ビルダーと比較して足りない要素がある
   ・動物園
   ・プール要素
   ・ロープウェー等の乗り物
   このへんは今後のアップデートで解決されると
   期待しています。
Posted 2 April, 2018.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
81 people found this review helpful
4 people found this review funny
2
4,918.7 hrs on record (2,867.8 hrs at review time)
現代版「シムシティ」を遊びたい人にとって、ほぼ唯一の選択肢と言うことができるでしょう。以下、歴代多くのシティービルダーゲームを遊び、本作も3600時間プレイした上での感想です。

 ■長所
  ・ワークショップが充実、MODによる拡張が容易
  ・十分な広さを確保できるマップ
  ・比較的自由度の高い街づくり
  ・必要十分な交通シミュレーション

 ■短所
  ・バニラ状態だとボリューム不足感がある。DLCとMODの導入がほぼ必須
  ・人 / 交通量に上限があり、巨大都市を作ると道路が過疎化したり、物流が滞ったりする(IT産業等による救済もあり)
  ・高架下、地下街などの開発ができない
  ・公共交通の細かな制御 (A列車のようなダイヤグラム、貨物列車制御等)ができない

「短所」に書いた通り不満があるものの、総合的に見て比較対象となりうるシティービルダーが他にないため、現時点では本作で事実上の一択です。DLC商法的な指摘もあるのですが、小規模企業の作品であることを考慮すると、ある程度の「切り売り」は仕方がない側面もあると思います。
Posted 30 January, 2018. Last edited 27 September, 2018.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
1 person found this review helpful
1 person found this review funny
62.0 hrs on record (9.2 hrs at review time)
本ゲームは仮想ピンボール台として非常によく出来ています。
美しいグラフィックや工夫を凝らしたギミック、何より台の数も多い。

リアル台のシミュレータであるPinball Arcadeと比較する批評もありますが
本ゲームは仮想台でしか出来ないダイナミックな演出や複雑なギミックが魅力。
両方手に取って遊んでみて欲しい。
Posted 16 October, 2017.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
14 people found this review helpful
789.3 hrs on record (735.9 hrs at review time)
本作の最大の魅力は、住民1人1人の移動のシミュレートである。

これまでも、バスや鉄道路線を都市に引くことのできるゲームは
多く存在していた。

しかし、住民のシミュレーションが粗いため、
現実離れした結果を引き起こしてしまっていた。

例えば、鉄道と地下鉄の駅を隣接させて「乗換駅」のようにしたとしても、
駅の利用客は増えるどころか、鉄道と地下鉄で「食い合って」利用者が減少したり、
(これは、乗り換えのシミュレーションが全く行われないため生ずる)
特急用の線路を設けて速達路線を作っても、なぜか遅い方の路線に利用者が
集中したりといった具合だ。

本シリーズや、姉妹作品であるCities:Skylinesでは
より細かいシミュレーションを実現し、上記のような感覚から逸脱した
人の移動が「少なく」なっている。

都市交通をゲームの楽しみと考える人々にとっては
チェックするべきシリーズと言えるだろう。
Posted 25 September, 2017.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
21 people found this review helpful
4 people found this review funny
7.6 hrs on record (6.4 hrs at review time)
既存のRPGには当たり前のように埋め込まれた不条理があった。

 ・敵(モンスター)は無限に倒せるし、いくら倒しても問題にならない
 ・レベルが上がると敵との戦闘はコマンド選択「作業」化し、
  そこにゲームとしての面白さが無くなってしまう
 ・開発者の定めた選択を強制され、プレイヤーは「プレイ」
  してるというより、ゲームを「見せられて」いる

本作はこうした不条理に挑戦し、見事に一つの作品に纏め上げている。

更に独特の世界観、魅力的な各キャラクター、
シンプルながら世界観にマッチしたグラフィックとBGMが冒険を盛り上げる。

決して長いゲームでも無く、大作でもないが
長年忘れていたRPGというゲームジャンルの魅力を再発見できる傑作である。
Posted 25 September, 2017.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
Showing 1-9 of 9 entries