──私は光。
万物を余すことなく照らし出す光。
美醜を問わず、照らし出す光。

貴方を照らし、見るのが私。
貴方が白日のもとを歩んでいようと、
陽光から逃れ、洞に潜んでいようと。

私は貴方を知りたい。暴きたい。
貴方は貴方が好き？　愛おしい？
それとも嫌い？　殺したいほどに憎い？

暴きたい。あるがままの貴方を全て。
怖がらないで。私の光に飲まれれば
有象も無象も等しく白に融けるから。

私は、ただここにある。
貴方を照らし出すために。
それが私の愛よ。
私の前で曝け出すの。さあ。

ああ……貴方の抱く敵意、
私を傷つけた疾く鋭い剣……
そのすべてが愛おしい。

貴方は曝け出した。でも全てじゃない。
全てじゃないの。
ああ、これで終わりだなんて……

今は行きなさい。
光から逃れて冷たい闇に飲まれれば、
どうせ私を求めるのだから。